たまたま行った奈良公園で『なら瑠璃絵』というイベントをやっていたので来年に向けて書いておきます。
しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式サイト
2月12日日曜日、若草山に行こうか奈良公園に行こうか迷いながら奈良入りしました。時間は午後3時ごろ。遅い。
県庁前まで来たところで、とりあえず上にあがってもお店などはないのでひとまず東大寺と奈良公園に行くことにしました。
いつもの場所(登大路駐車場)に車を停めて歩きはじめます。1日置いても1000円。徒歩10分ぐらいなのに結構空いてて穴場だと思います。
県営駐車場/奈良県公式ホームページ
東大寺に着いたらやっぱり日曜日。人多いなぁ。ちらっと大仏様見に行きました。あれ?大仏殿の入口が正面になってる。よく見るとところどころ鉄骨が立っていて改修工事してるみたいでした。中には散々入ってるので今回はパス。
華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ
鹿せんべい買って鹿と戯れながらお土産物屋さんが並ぶ南大門の向こう側へ向かいます。
途中ミュージアムが出来てました。時間もないのでここもパス。ちょっとしたお土産物やカフェもありました。いい休憩スペースです。
南大門を越えるとあれ?屋台が出てる。日曜日だからかなー。普段は無かったような気がするけど…。
鹿せんべいもあげ終えて、娘にしかまるくんのぬいぐるみ付きキーホルダー買ったりみたらし団子食べたりおかき買ったりして奈良公園を堪能しました。
さてどうしようか、若草山登ろうかと思っていたら人力車のお兄さんとちょっと喋りました。 人力車も風情があるので結構好きです。乗ったことはありませんが…。3000円で乗れるみたいですけど…。
英語はそこそこ喋れるらしいですが中国人韓国人が圧倒的に多いからそっちも勉強したほうが〜的な世間話をしてると、どうやら今日は18時からイベントがあることが判明!その名も
なら瑠璃絵
だから屋台が出てたそうです。あとで知ることになりますが1月は若草山の山焼きなどあるのに2月はイベントがないので何年か前からやっているらしいです。節分があるじゃんと思ったけどそうらしいです。LEDをいっぱい使ったイルミネーションが綺麗なイベントです。神戸ルミナリエ的な⁉︎
すでに5時をまわっていたので若草山は諦め、メイン会場である公会堂へ行ってみます。
公会堂のまわりには飲食店が出店していました。ラーメン食べて"しあわせココア"なるものを飲んで18時を待ちます。
"冬七夕ロード"に行ってみます。無料ルートと有料ルートがあります。有料ルートは500円だったかな。文字通り七夕ロードを歩けるそうです。
きれい。一眼レフ持って来ればよかった。LEDを地面いっぱいに敷いてるみたいです。遠くの方にある人影が有料コース。次から次へと人がいっぱいです。光ってる鹿もかわいいです。
堪能した後は順路に従い光のトンネルを抜けてもう一つのLEDを敷き詰めている所へ。
海に見立ててるのかなー。まるで枯山水に水が入った様。こちらもきれい。さっきとは違った趣です。こっちの方が好きかなー。
これで冬七夕ロードはおしまいです。一体全体どのぐらいの数のLED使ってるんでしょう。すごい数です。
さてスタート地点に戻って来たので今度は目をつけていた"夜参り提灯"に繰り出します。
15分ごとに東大寺コース、春日大社コースが交互に出発します。ひとまず春日大社コースに申し込みました。
世界遺産 春日大社 公式ホームページこんな洒落た提灯を片手に20人ほどのグループで出発します。ガイドの方も一人付いて道中ずっと解説していただけます。なかなか出来ない体験だと思います。なにより無料てのがいいですねー。もちろん1番前でくっついていきます。
馬止橋。今はあいだに道路が走っていますが、その昔"一の鳥居"からここまではまっすぐ直線で来れたそうです。その際、ここから道が曲がっているのでここで馬を止めなさい。ここからは聖域になりますよー。てことで馬止橋というそうです。そしてここから本殿までは全部で7つの橋があるそうです。
真っ暗な道を進むとひときわ明るい場所がありました。ミストと光で演出しています。いろいろな色に変わっていって幻想的です。
鳥居をくぐります。聖域の度合いが一段上がります。この二股の参道の左側は"藤原氏"専用の参道だそうです。藤原不比等が自らの氏神様のご分霊をお祀りしたのが春日大社だそうです。なので専用の参道があるそうです。藤原氏やっぱ凄い!ちなみにそこら中にいっぱいいる鹿は天の使いでここ春日大社の所属です。邪険にしてはいけません。
神楽やってました。帰りに大黒様や獅子舞など少しだけ見れました。もっとじっくり見たかったなぁー。人が多くて後ろからは全く見えなかったので始まる少し前から場所取りが必要です。
ここからは燈籠に火が入ります。雰囲気がでますねー。火が入っているところの紙の部分、この部分が木でできている燈籠はなんと室町からあるそうですよ。歴史がすごい!春日大社全体では3000基の燈籠があるそうです。
本殿に到着です。工程は20分ぐらい。夜の参拝は正月かこういう時ぐらいしか来れないのでいいですねー。
参拝した後はさっきの神楽やミストなどを見つつ戻ります。帰りは提灯がないので真っ暗です。
スタート地点に戻って次は東大寺コースを申し込みます。
今度の提灯はさっきより重く大きいです。子供1人で持てないことはないけどずっと持っておくのはしんどいかもしれません。
意気揚々と出発!しかし1つ問題が。
なら瑠璃絵の今日は、八角燈籠が点灯され、お盆または正月だけ開く大仏様の眼の前の扉(観相窓)が開扉されます。しかしその扉が20:30キッチリに閉じられてしまうそうです。
なので国立博物館周辺はカット。しかもちょー早足です。ついていくので精一杯。でも時間がないので仕方がありません。
ふたたび南大門。一度壊れて再建したみたいですがそれでも鎌倉時代だそう。時代がどんどん古くなっていく。
運慶と快慶によって造立された金剛力士像。鳥よけの網が張ってるので昼間は写真に撮りづらい阿形像、吽形像も夜のライトアップのおかげでとても綺麗に映りました。
20:17。大仏殿に到着です。ギリギリ!昼間は開いていなかった扉も開いて顔がバッチリ見えています。やっぱり一眼レフ持って来れば…。iPhoneの限界。
でも見れてよかった。盆正月だけしか開かないなら来れることは無いし。貴重な体験ができました。
そして20:30扉が閉まります。てっきり大仏様の顔の前の観相窓が閉まると思ったら手前の門の方の扉が閉まりました。
そっちかーい!とその場でみんなツッこんだのはいうまでもありません。
最後にミュージアム前の照明演出を見て帰ります。
人が近づくと音がなって色が変わります。しかも柱によって音が違います。おもしろい仕掛けです。うちの子供は喜んで全部の柱の音を聴きくらべていました。
たまたま偶然やっていたイベントでしたがとても楽しめました。
今回は行ってませんが他にも"興福寺コース"があるので来年はそっちにも行ってみようと思います。神楽もじっくり見たかったし、違う日には足湯だったり花火だったり違うイベントもやっているので来年以降も来る価値ありだと思います。